関西大学図書館がこの秋より実施している学習支援講座「書評のススメ!」(提供 丸善雄松堂・編集工学研究所)の最終会となる講評会が11月28日(水)4限目に開講されました。
書評を完成させた17名の学生は、講座を通じ身に着けた編集術、また書評作成の面白さや難しさ等も含めた成果をインタビュー形式で発表しました。
加えて、リコメンド文&キャッチコピーを本の帯に仕立て、学内外から投票いただいた「OBI-1グランプリ」、識者による選考を行った「書評のススメ!」各賞の結果発表と表彰式が行われました。
学生の個性あふれる「本の帯」や「書評」といった成果は、12月中旬より総合図書館にて展示され、1月16日(水)からはMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店にて、本とともに陳列、販売されることとなります。ぜひ一度、手に取って触れてみてください。
なお、「OBI-1グランプリ」及び「書評のススメ!」受賞者の作品は以下の通りとなります。
「OBI-1グランプリ」受賞者【1位】 経済学部3年次生 長束 花蓮 さん
「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」 西原 理恵子(著)
【2位】商学部3年次生 大滝 あずほ さん
「弱いつながり:検索ワードを探す旅」 東 浩紀(著)
【3位】商学部1年次生 田島 美紀 さん
「世界は数字でできている:数の『超』活用法」 野口 悠紀雄(著)
「書評のススメ!」受賞者【大 賞】社会学部3年次生 土居 りさ子 さん
「バッタを倒しにアフリカへ」 前野ウルド浩太郎(著)
【優秀賞】社会学部1年次生 山田 結以 さん
「断片的なものの社会学」 岸 政彦(著)
【優秀賞】理工学研究科2年次生 窪田 将大 さん
「全体主義の起原1」 ハンナ・アーレント(著) 大久保 和郎(訳)
またこの講座を通じて出会ったメンバーで読書会を開くなど「読書の輪」は広がりを見せています。「書評のススメ!」を契機に学生は、読書の魅力を再確認し、「編集力」を深める場となったと考えています。