本の背に貼ってあるラベルにはどういう意味があるのですか?

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ラベルに書いてある記号や数字を総称して、請求記号といいます。これは、本を並べる位置と、その本が何の分野に関するものかを示すものです。

 KOALAで検索して、目的の本が見つかったとき、この請求記号と資料IDを必ずメモしておいてください。請求記号の詳細については、例えば開架閲覧室の資料であれば、K(普通の図書など)またはKR(辞書・辞典などの参考図書)の記号が最初についています。このような記号はロケーション記号と呼ばれ、大まかな置き場所を示します。

請求記号順に配列するときは、まず、ロケーション記号ごとに分けます。
開架閲覧室の場合は、Kを人文社会科学系と自然科学工学系とに分けてそれぞれのフロアに置き、KRを中央部分に置いています。それぞれのフロアごとに、ラベルのロケーション記号の下の段に書いてある分類番号の数字の順番に、自然系は南側から北側、人文社会系は北側から南側に向かって、並べてあります。

同じ分類番号の本は、その次の段に書いてある著者記号(開架閲覧室の資料であれば著者名の最初の1文字)ごとに分けてあります。さらに全集などのように、巻がついているものなどは、その巻の番号をラベルの最下段に書いてあります。

このように請求記号の順番に並べておくことで、請求記号が分かると、その本を素早く探し出すことができるようにしているのです。本を書架から取りだしたときは、必ず元のところに戻すようにしてください。