内藤文庫
関西大学図書館の内藤文庫
内藤文庫は、内藤湖南(虎次郎)と内藤伯健(乾吉)との旧蔵書からなり、昭和59年、湖南が晩年を過ごした恭仁山荘とともに譲り受けた。約3万3千冊を有するコレクションである。
文庫の中心となる湖南旧蔵書には、冊子体書籍のほか、拓本、原稿、書軸、書簡等さまざまな資料が含まれ、その内容は中国学の各方面にわたっている。哲学、史学、文学における重要な書籍を網羅し、これらの中には、湖南の蔵書印や自筆書き入れのあるものが少なくなく、東洋史学の泰斗である湖南の学問を知るに貴重な資料となっている。
内藤文庫の目録
これまでに、文庫内の善本については『内藤文庫漢籍古刊古鈔目録』(関西大学図書館:昭和61年)で紹介し、そのほかの書籍については、目録完成までの利用の便を図るため『内藤文庫リスト』No.1からNo.5(関西大学図書館:平成1年から8年)を刊行した。
また冊子体の書籍を記載した内藤文庫の目録として、『CD-ROM版内藤文庫目録』(平成11年)があるが、本目録には国書の一部、洋装本の一部は含まれていない。全書籍および書軸については、図書館蔵書検索システム(KOALA)にて、検索していただきたい。
さらに書籍以外の講義ノート、拓本、原稿、書簡、各種関係資料等については、コレクション(前画面)の内藤文庫欄にある「内藤文庫各種資料リスト」からご覧いただける。