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靜嘉堂文庫所蔵宋元版

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目録等

冊子目録

資料形態 35mmフィルム
資料タイプ 写本_文書(集成)
主題 語学_文学
国・地域 中国
時代 6~15世紀(中世)
和洋別
資料概要

静嘉堂文庫所蔵の宋版、元版を収録。

資料内容

静嘉堂文庫所蔵の宋版、元版を収録。清末の蔵書家、陸心源(1834-94)の旧蔵書が中心である。「宋版」「元版」とは、中国の宋代、元代(10~14世紀)に刊行された書物を指す。宋代に至り、中国の出版文化は一つの頂点を迎え、官刻、坊刻を問わず出版活動は隆盛を極めた。宋版のテクストは厳密な校勘を経ており、後の学術発展を支える基礎となった貴重なものである。日宋貿易によって日本に将来され、学僧らによって五山版として覆刻されたものもあり、当時の日本の思想、学術、印刷文化に与えた影響は計り知れない。
また、唐代の楷書に範をとった美しく端正な字体、板刻・料紙・墨など最高の技術・素材を駆使した造本は、永く東洋の文人たちを魅了してきた。宋版の遺風を継ぐ元版も同じく珍重される。写本から版本への移行の実態を示す史料として、書誌学的にも重要である。現存するものが極めて少なく、中国・日本・台湾を通じてまさに量的にも質的にも随一のコレクションといえる。