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館長挨拶

 

(館長 新井泰彦)

初代関西大学図書館長を務められたのが岩崎卯一先生であることを思い浮かべるだけでも、図書館長とは、知性と教養の代名詞のような知識人が務めるものとばかり思っておりました。このたび関西大学図書館館長を仰せつかり、私とは対極に位置する仕事に就くことに、私自身驚きに堪えませんでした。まさに、青天の霹靂でありました。
ところが、2か月ほど業務に携わると、社会はインターネットの普及で、情報のディジタル化が進み、本質的な図書館の役割は変わらないとしても、その活動は様変わりしつつあり、私のようなガサツな者ゆえにこなしえる「清水の舞台も何のその」などと思っている私なりの仕事が、図書館にはあるものと思えるようになりました。

静謐の代名詞のような図書館は、今やその一部分では、コモンズとして活発な議論の場を提供し、電子ジャーナルによる情報提供が閲覧室とは離れたところで日々研究を支えています。さらに、驚くことに、その電子ジャーナルのコンテンツに至っては、契約そのものが為替の影響を受けるまさにグローバルな経済に大学図書館が翻弄される時代に至っております。私のようなものが図書館長を務めることも驚きであるかもしれませんが、それ以上に、世の中変わったものだとつくづく思う次第であります。


その図書館にはいろいろな役割があるようです。国立国会図書館のホームページを開くと、館長の挨拶に国立国会図書館法の前文が引かれるとともに、「私たちの使命・目的」が示されています。また、大阪府立図書館を見ると「使命」が五つの基本方針のもとに記されています。吹田市立図書館においても吹田市立図書館条例の第二条に「目的」が示されています。いずれの図書館においても「国民」「市民」「一般公衆」などそれぞれの図書館が対象とする利用者に向けた職務が記されています。


大学図書館を調べようとOxfordの図書館を覗くと、「strategy」として第一に「support for research」が挙げられ「support for teaching and learning」「public engagement」と続いています。その昔、私がアメリカの大学にいたころに日本語が恋しく土曜日になるたびに図書館に赴き国際版の新聞を読みふけってはため息をついていたUniversity of Rochesterの図書館のホームページを開くと、やはり、「research assistance」「the 21st century scholarly experience」という言葉が記されています、そして、「services」という言葉に出会います。


アメリカにいた当時「services」という思いは感じなかったものの、「文献検索システム」「論文の入手」などが円滑になされ、私のような止まり木のよそ者でもそれなりに情報にありつけていたことを考えると、しっかりと「services」を受けていたものと今更ながらにありがたく思う次第であります。当時を思い出すと、大学図書館は一般の図書館とはまた異なった使命を帯びて活動していることが分かります。


本学の図書館について調べると、関西大学図書館規程第二条に「図書館は、学術情報の中枢機能を担い、大学が教育及び研究を促進するのに必要な資料を収集、整理、保存及び提供することを目的とする。」と記されています。大学図書館は、知の集積であるとともにそして単なる集積にとどまらず、情報を円滑に大学の構成員に、地域を巻き込んだ活動に、万人に提供することによって、教育、研究、社会貢献につながる本学が目指す「学の実化」の具現につながる活動となることが求められていることがよくわかります。大学図書館を活用することによって、歴史的なまた現在の偉人から学び、新たな知を生み出す「services」が求められていることがよく分かります。


為替の変動におびえて本来なすべきことを忘れない、大学図書館のあるべき「support for research」「support for teaching and learning」「public engagement」をしっかりと実現させるべく務めなければならない、そして本学が目指す「学の実化」の礎となり、関西大学の益々の発展が図書館からの情報の下になされるよう努めなければならないものと思っております。大学が高める知性は構成員の皆様と手を取り合って築くものとして、それを支える縁の下の仕事であれば、ガサツな私にも力仕事として皆様のご協力のもとに務めることができるものがあるものと思っております。皆様には、関西大学図書館を可能な限りご利用いただき、「学の実化」を実現していただくことのできる図書館の構築を目指して参りたく思っております。

 

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